マイクロソフト社公式のBlogです。
拙著にも書いていますが、このBlogを読めば「日本語だからUnicodeを知らなくて良い」は通じないことがわかると思います。
https://blogs.windows.com/japan/2020/02/20/about-windows-and-japanese-text/
さしあたり令和合字の問い合わせが多いことが問題です。
「Windowsに限らず、すでにシフトJIS(JIS X 0208,0213)は過去の物になっていて、現在はJISもメンテナンスしていない」ことを知らないからだと思われます。
そしてWindows(NT系)の内部文字コードはNT3.1の頃からUnicodeなのですが、これを知らないことも原因だと思われます。
※Windows CEも内部文字コードはUnicodeです
OS内部がMBCS(シフトJIS)で動作していたのはMS-DOSやWindows9x(+ME)シリーズまでです。
また「UnicodeはJIS漢字(JIS X 0208)のエンコードの一つ」と勘違いしている方が多数いらっしゃるようです。
いわゆるシフトJIS(CP932等)はJIS X 0201+0208の符号化形式で、UTF-8/16/32はUnicodeの 符号化 形式 です。
元になっている符号化文字集合は別の物です。
※JIS X 0208=シフトJIS、EUC-JP、ISO-2022-JP
※Unicode=UTF-8,16,32
令和合字はUnicodeに登録されましたがJIS X 0208には登録されていません。
だからシフトJISでは令和合字は扱えません。
このあたりの区別と理解が出来ていない方のための著書を書いています。
たかが文字コード、されど文字コード/Vol1.ShiftJISerへ贈る鎮魂歌+Vol2.Unicode練習曲
https://booth.pm/ja/items/907868